マイケルのあの素晴らしい声は、天性のものではあったけれど、少年の頃の声から大人へと変わるときに非常な努力があったということをこの本で知りました。
それまでに見たTV番組とかでも一曲歌うときでもボイストレーニングを念入りにするんだよという話は聞いたことがありましたが。。
そんな話から抜粋しますね。
「コンプリート・ワークス」から・・・
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マイケルと仕事した者は皆、彼の絶対音感の素晴らしさを口にする。長年マイケルのボイストレーナーだったセス・リッグスは、彼の才能と熱心さに驚嘆したという。
結局のところ、マイケルは史上最も歌の才能に恵まれた子どもだったのだ。
その後、彼が大人の歌手へと移行したことは当然のように思われがちだが、その陰には計り知れない努力と成長があった。
マイケルは曲へのアプローチと自分のスキルを活かす新しい方法を考えねばならなかったのだ。
伸び盛りの成長期に失ったものがあったとしても、彼にはそれを補って余りある創造性と才能があった。
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もう全部書きたくなる勢いですが、、読み続けるといかにマイケルが才能と熱意、努力に溢れた人かがわかります。
それから、こんな話もあります。
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マイケルと仕事したものは皆、彼が辛抱強く、集中力があり、作品に心血を注いでいたと話す。
技術ディレクターのブラッド・サンドバーグの話だ。
「マイケルは本物のプロだった。もし彼のボーカル録音が正午の予定だとすると、10時にはもうボイス・トレナーのセス・リングスと一緒に来て音階を練習してるんだ、そう、音階だよ。
僕はマイクをセットし、機材を確認し、コーヒーを淹れる。
そのあいだ、マイケルはずっと音階を歌っていた。」
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そして、レコーディングの時の印象的な話としては、、
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「マイケルとのレコーディングはいつも喜びのうちに進んでいた。こんな感覚は他のアティーストとの仕事では味わったことがない。」と当時を振り返るのは、マイケルのレコーディングエンジニアを務めたブルース・スエーディンだ。
「ただ楽しくて笑ってるとかそういうんじゃなく。つまり本物の音楽的な喜びなんだ・・・仕事に対するマイケルの情熱には際限がなかった。」
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、、本物の仕事人だったんですね。
映画「This is it」で垣間見たマイケルの仕事ぶりに感動したことを思い出します。。
とにかく、、こんな話がてんこ盛りなんです。
読んでいると、マイケルは輝かしい才能を極限まで使い尽くした、、という感じがしますし、現場の人たちの声が生々しく、ホントにその仕事ぶりに感動しているのがよくわかります。
自分を信じて与えられた才能を使い切ろうとする姿勢や音楽に対する尽きない情熱に感動するのでしょうか。。
仕事に本気で取り組む姿勢がかっこいいなと、、思うんですよね。。
今日はこんなところで。
長文、お読みくださってありがとうございます!
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