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油絵 F30 「青い鳥 ~遊びをせんとや生まれけむ~」2023年制作

 

タイトルを少し変えました。

タイトルの副題は、平安時代末期の1180年ころ、後白河法皇によって編まれた「梁塵秘抄」の中の歌のひとつです。

「梁塵秘抄」に収められた「今様」(いまよう)とは、当時の現代歌謡で、短歌が格調高い宮廷文学なら、こちらは大衆歌謡となるそうです。

後白河法皇は少年のころからその「今様」と呼ばれる大衆歌謡が好きで実演させては楽しんで自分でも口伝して憶えて歌ったりしていたそうですが、それが後世に伝わらないのはしのびないとのことで集めて書き残したそうです。

この歌を歌っているのは遊女であったという説もありますし、子どもが健やかに育つようにと親が願って歌ったという説もあるようです。

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「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん

遊ぶ子供の声聞けば わが身さえこそゆるがるれ」

訳:人は遊びをしようと生まれてきた。戯れにただ興じようと生まれてきた

遊んでいる子らの声を聴くと、私の体までもがおのずと動き出す

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*ネットで調べると諸説あるようなので、興味のある方はぜひ調べて見てくださいね。

https://www.google.com/search?client=firefox-b-e&q=%E9%81%8A%E3%81%B3%E3%82%92%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%A8%E3%82%84%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%91%E3%82%80

2012年の大河ドラマ「平清盛」でも使われていたようですね。(わたしは残念なことに見てないのですが)

わたしはシンプルに、”せっかく生まれてきたんだから、心だけでも子どものように遊びましょう、人生の辛さを忘れて、、”というような意味を感じてタイトルにしました。

美しい歌ですが悲哀も感じますので、様々にイメージを刺激する歌だと思います。

 

さて絵の方ですが、テテのリラックスした雰囲気が良く表れてる写真でしたので、一目見て描きたいと思いましたが、細部はかなり変えています。

花は、一輪だけ韓国の国花である木槿をあしらいました。

ちょっと仏画っぽい雰囲気になったので、わたしの中の日本的なものが表れてるような気もしてます。

唐草模様は、なんとなくずっと好きで、小学生の時の女の子の絵でも洋服の柄として描いたりしてました。

テキスタイルデザインの仕事の時にも良く使ってました。

時々、絵の中でも使いたくなりますね。

 

ではでは。

見てくださって、ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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