『Off The Wall』についてもう少し書こうと思います。
コンプリート・ワークスより、
マイケルのやり方についてクインシーの言葉から、
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「マイケルのやり方は、ものすごく印象的だった。」
「とても簡潔さ。『アイデアを実現しようと思ったら、そのために必要なことはなんでもする』マイケルは、心の平静さを保ったまま、自分が感じた事をアイデアとしてまとめて、実現までやり遂げることが出来る。
アイデアを実現するまでには長い時間がかかる。誰だって、天国に行きたいし、死ぬのは嫌に決まっている。だが、そこで踏ん張る力だよ。
『いいものを作るために必要なことは、何でもやる』という心構えが必要なんだ。」
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いいものを作るのだという信念と粘り強さがマイケルにはあったのですね。
それに応えようとしたスタッフも凄いです。
マイケルの情熱にスタッフが感化されていき、ものすごく高いテンションで仕事をしていたんだなとわかります。
このアルバムは6か月で完成したそうです。
後に多くのアーティストに影響を与えることになった『Off The Wall』は、
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音楽評論家、ジョン・ルイスの言葉を借りると「その後のすべてのR&Bにとってのロゼッタ・ストーン」なったのだ。
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ちなみにあのジャケット写真の正装は、セクシーで洗練された大人のマイケル・ジャクソンを世に知らしめるという意味をこめて当時のマネージャー、ロン・ワイズナーが考えたと主張しているそうです。
ただ一点、白い靴下だけを除いてということらしいですが。そこはやはりマイケルのアイデアだそうです。ダンスの動きを強調するために。
後にアルバムジャケットは、マイケルの下半身のみの写真、輝く靴下とローファーが強調された写真に変更されたそうです。
とにかく、このアルバムは若々しくかっこいい大人へと変身したマイケルを見せるという意味が込められていたんですね。
チャイルドスターだったマイケルを大人のイメージへと変革させるのは並大抵のことではなかったと思います。
子役で成功しても、大人になると活躍できないということはよくありますよね。とにかく可愛いいイメージがいつまでも付きまとうと思いますから。。
そこを鮮やかにやってのけたんですね~。改めてすごいことだなと思います。
そういえば、確か、、マンデラ氏が獄中で、マイケルがチャイルドスターとして成功していたジャクソン5から兄弟たちと離れ見事に独り立ちしたことについて、その大変さを思えば自分もこの試練に耐えられると思ったとコメントしていました。
、、過酷な獄中生活と比較になるのかはよくわからないですが、、でもたぶんわたしが思うよりマイケルの独立はとても勇気やエネルギーのいることとしてマンデラ氏には感じられたんでしょうね。おそらくファミリーを大切にする文化が根にあることと関係があるのでしょうかね・・。
なんらかの形でマイケルの存在がマンデラ氏を癒したのかな、、と想像しています。
希望の光の存在だったのかなと。。
こうして書いていると、今まで目にした本や映像でのマイケルのいろんなことが思い出されて、、書き切れない気持ちにはなりますが、、そのあたりはやはり絵で表現したいなと思いますね。。
では、今日はこのへんで。
読んでくださりありがとうございました。
最後に、BADツアー横浜スタジアムでの「Off The Wall」をどうぞ!