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去年、3月くらいに東京都美術館で展覧会がありましたが、コロナで中止になり行けなくなって残念に思っていました。

その解説本が出ていたので買って読みました。

後ろ姿を描いた画家としても有名だと思いますが、室内の絵もとてもいいです。

何年か前にも東京で展覧会があって見に行き、すごく好きなだな~と思った画家です。

 

この本では、ハマスホイが生きた時代や彼が参考にした絵など、詳しく知ることが出来て良かったです。

ムンクとは同時代に活躍してるのですが、この時代には写真を参考にして描いたり、好きな作家の絵を参考にすることもあったのだと知ることも出来ました。

彼の絵は、今へと続く、都会の中の孤独感や虚無感を感じます。

特に癒されるとかいう絵ではないと思いますが、時代の空気感、特に今でも通じるような時代に対する疎外感や寂しさみたいなものを感じます。

寂しいけれど、でも、どこか自分を貫く強さみたいなものが絵に溢れていて、わたしは励まされてるような気持にもなります。

譲れない美意識とか、心から求める静けさ、とか、、いろんなものを絵から感じますが、とにかく、好きです。

 

ツイッターにも書いたのですが、彼を教えた先生が、

「ほとんど奇妙な絵ばかり描く生徒が一人いる。私は彼のことを理解できないが彼が重要な画家になることはわかっている。彼に影響を与えないように気を付けることにしよう。」と言っていたそうです。

10代の頃から、すでに完成された絵を描いていたようですね。

それを見抜いた先生も素敵だなと思いました。ピーザ・スヴェリン・クロイヤという印象主義的な絵を描く人だそうです。

 

 

では、このへんで。

お読みくださり、ありがとうございます1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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