2021年 「花様年華(新緑)」油絵 F20号
美青年シリーズの「花様年華」新緑バージョンです。
新緑の頃に描きました。
なかなかこういう衣装が似合う人はいないと思うのですが、どことなく雰囲気でピーターパンを思い浮かべたので、そういうイメージで描いてみました。
背景に描いた蔦の葉に少し苦労したのですが、実際に壁に絡まっている蔦の葉を眺めたりもしました。
どうしても想像だけで描くとどこか薄っぺらくなる気がするので、描くときには実際のものを見るようにしているという話しは、個展にきてくださった方と共感し合えて嬉しかったです。
わたしの場合、人物は写真で描いているので、実際に見て描くわけにはいきませんが、人間の基本的な構造は同じなので、自分の体のパーツで確認したり、それを家族にお願いすることもあります。
特になんとなく見慣れてるものは想像でも描けてしまうのですが、実際見る機会があればじっと心に入れるような感じで見ています。(それが難しい場合は必ず写真で確認します。)
目の前に置いて観察しながら描くのが理想的だとは思いますが、心に残った印象をもとに実際のものとの接点みたいなところを描くのも面白いと感じています。
最近は、描き方にこれが正解というのもないんだろうなと思うので柔軟に考えて、自分のやり方を追求していきたいと思っています。
人物画を描くのが好きなので、写真から描くことに限界を感じたら、モデルをお願いして描くことも考えたりしてますが、どうなるかな。
相変わらず、描きたい人は限られてるからね~(^^)
まあ、先のことはわからないですね。
ちなみにこの絵もテテです!
この絵の肌の質感は、自分でも気に入っています。
花バージョンもそうなんですが、テテの肌のなめらかさは一つの重要なポイントだと思ってるので、何度も塗り重ねて仕上げています。
お顔のアップも載せますね。